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ゆうきくんのもとに、遠い国のお友達から手紙が届きました。でも、書いてある言葉がわかりません。「なんて書いてあるんだろう?」ゆうきくんはすっかり困ってしまいました。

そのとき、「ぼくたちにまかせて!」と、二人のロボットがやってきました。物知り博士の「エルエル」と、図書館の司書さんのような「ラグ」です。

まず、ラグが大きな巻物を広げました。「ふむふむ、この言葉は前にも見たことがあるぞ。」ラグは、昔の翻訳が書かれた巻物や、言葉の辞書から、たくさんのヒントを見つけ出します。

次に、博士のエルエルが手紙をじっくりと読みます。「ラグくんのヒントと、手紙全体の流れを考えると...よし、わかったぞ!」エルエルは、お話の前後関係を読んで、本当の意味を理解するのが得意なのです。

エルエルは、スラスラとゆうきくんが読める言葉で新しい手紙を書き上げました。「『ゆうきくんへ、また一緒に遊ぼうね!』だってさ!」ゆうきくんは「わあ、すごい! ありがとう!」と大喜びです。

そこへ、翻訳家の先生がやってきました。「二人ともよくできたね。でも、もっと気持ちが伝わるように、少しだけ言葉を直してみようか。」先生は、AIが作った文章を、もっと自然で素敵な言葉に整えてくれます。

「待った! 最終チェックはぼくにまかせて!」探偵の服を着たロボットの「チェッカー」が、虫眼鏡を片手にさっそうと現れました。チェッカーは、小さな間違いも見逃さない、校正のプロフェッショナルです。

チェッカーは、完成した手紙の隅々までチェックします。「数字は間違っていないかな? おかしな言葉遣はないかな?」 みんなが決めたルール通りになっているか、厳しく確認するのです。

チェッカーのチェックも終わり、とうとう完璧な翻訳が完成しました。「これで、お友達の気持ちがちゃんと伝わるね!」 ゆうきくんも、ロボットたちも、先生も、みんなでニッコリ笑いました。

エルエルとラグ、そしてチェッカーと先生のおかげで、翻訳はとっても速くて正確になりました。難しい言葉も、心のこもった言葉に早変わり。こうしてゆうきくんは、世界中のお友達と、もっともっと仲良くなれたのでした。
また読んでね!